お花見の着物コーディネートが
参考になる映画
『細雪』1983年

2月に入り、桜が待ち遠しい一方で、

鼻のむずむずが、いちはやく春の訪れを感じさせてくれます。

つらい花粉症もちですが、

それでも春が来ると思うとウキウキします♪

厚手のコートを脱いで、装いも軽やかに、明るくなりますね。

とはいえ、春の初めはまだまだ肌寒いもの。

お花見にはどんな着物コーデで行くのがいいかな

というときにとても参考になる映画が

市川崑監督の『細雪』(1983年)

谷崎潤一郎の同名小説を映画化した本作。

何度もリメイクされていますが、

本作の見どころはなんといっても着物!

市川崑監督は、言わずと知れた映画界の巨匠ですが、

呉服問屋の息子であり、着物の見せ方にこだわりをもつのが特徴で、

この作品は、とりわけ着物に力が入っているように感じます。

冒頭から見事なお花見のシーンが登場します。

長女・岸恵子さんは紫の大胆な絞りの着物(この着物大好き!)に道行、

二女・佐久間良子さんは水色の長羽織、

三女・吉永小百合さんと、四女の小手川裕子さんは帯つき。

二女、三女、四女は、手にショールを持っています。

細かい演出ですが、手にもったショールに育ちのいい良家の美しい姉妹の精神の内を感じます。

中盤では、三女のお見合いで、紅葉見物のシーンもあり、

こちらでは、世話人のご婦人3人が、紋付のおしゃれな羽織を着ています。

やはり手にはショール。

女性の羽織はカジュアルとされますが、

美しい紅葉を背景に、みんながみんな、帯を隠した道行の装いでは、

重たい絵になってしまいますし、

かといって年配のご婦人が、帯つきではおかしい。

紋付のしゃれ羽織なんて、今はなかなかありませんが、

ちょっと欲しくなりました。

いつ着るかわからないけど。。

あと、お花見などの美しい場所に着物でいくときは、

自分が絶好の被写体になっていることを、忘れてはいけないと思います。

どんな着物とか、どんな人が着ているかは関係なく、

着物姿というのは、美しい自然や情緒ある街並みの中では、

構図として、とても欲しい被写体であり、風景の一部です。

着物を着ている本人はなかなか気づきにくいですが、

かなりの確率で後ろから撮られています。

「名所にカメラ小僧(おじさん)あり!」です。

金沢茶屋街

この写真は、仕事で金沢に行った時に、茶屋街に立ち寄って撮ったものですが、

着物を着た彼女たちを、写真に写りこませたくて

ストーカーのように付け回してしまいました。

(勝手に撮って、勝手にブログ村のプロフィール画像にしています。)

派手なレンタル着物のようでしたが、

彼女たちがいるのといないのとでは、写真のムードがまったく違いますよね。

着物を着て出かけるときは、

後ろ姿や歩き方に気をつけないといけませんね。

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