冷え対策には、3つの「首」を温めると良いといいます。
3つの首とは、首、手首、足首。
これらは太い動脈が皮膚に近い所を通っているため、
ここを温めることで、効率よく体を温めることができ、
風邪予防や、血行促進、肩コリや頭痛の改善につながるとのこと。
ですが、着物姿においては、この3つの首は、女性らしさを醸す魅惑のパーツ。
布に覆われず、冷たい風が入り込む場所。
特に、風邪の入り口とも言われる首の後ろは、うっかり冷気にさらしていると、
風邪をひいてしまったり、頭痛になったり肩コリになったりするので、
冷やさないようにしたいですね。
スカーフでふんわり首元を防寒
首元の防寒対策としては、
ファーを巻いたり、大判ショールを首まで覆ったりするのも手ですが、
品のいいエレガントマダムな防寒テクニックを見せてくれるのが、
『女が階段を上る時』の高峰秀子さん。
シルクのスカーフを三角に二つ折りにし、
着物の衿の形に合わせて、首元にふんわりと巻いて、その上からコートを羽織っています。
毛皮ともカシミアとも違う、
光沢のある繊細なシルクのスカーフが、とても品よくエレガント!
また、コートを脱いだ時に、
衿元にスカーフが残り、それをさっと滑らせて取り去るしぐさが、優雅でうっとりしてしまいます。
エルメスのスカーフと着物
高峰秀子さんのエッセイに、エルメスのスカーフに関する話があります。
堅実的なフランス人女性は、スーツのアクセサリーとしてスカーフのオシャレを楽しむ、という話。
「じゃ、また明日」
と別れる頃に、雨が降ってきた。
彼女は私と握手をすると、エルメスのスカーフで頭を無造作に包んで駈け出した。
「うわ、もったいない、それ絹でしょう?」
と叫んだ私に、彼女はキョトンとした目で振り向いた。
「大丈夫よ、家に帰ってアイロンすればピーっとなって新品に戻っちゃうから、高くってもトクよ」
その語気には、「エルメスともあろうものが、雨くらいでダメになられてたまるものじゃない」
という、ある厳しさが溢れていた。
(高峰秀子著『いいもの見つけた』)
マフラーやショールやファーに比べて、
実用性や耐久性では劣るけれど、絹のスカーフがもつ美しさは、他を圧倒する高貴な存在感がありますよね。
おなじ絹として、エルメスのスカーフは着物の衿元にとても合いそう!
エルメスのスカーフを羽織やコート類の肩裏に使っている方もいますよね。
脱いだ時に見える、ぜいたくなオシャレ。
私もいつかやってみたいな~と憧れます♪
エルメス スカーフ HERMES ソルド カレ 90CMS ツイル シルク100% GUEPARDS ホワイト/リコリス/ライトカーキ 29291
おうちでの冷え対策には、桐灰化学 あずきのチカラ 首肩用がとてもいいですよ~。
蒸気でじんわり首と肩があたたまって、血行が良くなってコリが解消されるし、顔色も良くなります。
なにより気持ちいい!
レンジでチンして繰り返し使えるので、毎日朝晩使っています♪
寒くて肩が上がってしまうと、着物もきれいに着れないので、
首と肩は温めて筋肉をゆるめたいですね!
↓最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます(^^)
クリックで応援していただけると嬉しいです。