紅葉は秋?楓は春?
着物の季節の柄に関する表ルールと裏ルール

着物の柄として、人気のある楓(紅葉)。

紅葉(もみじ)というと、秋ですが、

色や形によっては、秋以外も着れるものもあります。

本記事では、楓・紅葉の基本的な着物のルールと、

基本を応用した裏ルールをご紹介します!

そもそも紅葉は、かえでが紅葉した状態のことで、植物名ではありません。

それなのに、「かえで」より「もみじ」の方が、浸透していますよね。

語源由来辞典によると、葉が黄色や赤に変化する「紅葉づ(もみづ)」という動詞があり、

その連用形「紅葉ぢ」が「紅葉じ」に変化したそうです。

「秋になり緑の葉が紅葉ぢ、~~」

というふうに使われていたのですね。

なんだか風流な響き・・・。

ほかにも紅葉づ植物はあるのに、なぜ、かえでだけが紅葉と呼ばれるのでしょう。

緑から黄や赤に変わる様が、きわめて鮮やかで美しいからでしょうか。

かえでの花言葉は「美しい変化」

やはり紅葉の称号が与えられるにふさわしいのは「かえで」で満場一致ですね。

着物では一般的に、紅葉は秋に、

緑や青のかえでは春に、

紅葉と緑のかえでがまざっていたり、それ以外の色で描かれていたりするものは、季節を問わず着られることになっていますね。

季節を先取りして、もみじ柄の夏帯も、よく見かけます。

紅葉の羽織姿が美しい『長崎ぶらぶら節』のいしだあゆみさん。

アンティークな雰囲気が秋の風情にぴったり。

パソコンのお絵描き遊びで、緑のかえでに塗り替えて春バージョンに♪

(AzPainter2というソフトを使っています。無料なのに超優秀!)

こんなふうに着物も簡単に色が変えられるといいな~。

フォーマルな場ではとくに、季節の柄って悩ましいですよね。

この時期にこの柄で大丈夫かな、、と気になって検索して調べたりしますが、

けっきょく100%の正解は見つかりません。

みんなそれぞれの感性でその日の装いを選び、それぞれの感性で受け取るもの。

以前、お花関係のパーティーに友人のつきそいで出席した際に、

春だったので、多くの人が淡い色の訪問着を着ているなかで、

1人紅葉がば~と豪華に染めつけられた黒地の訪問着を着ている女性がいて、すごく印象的でした。

帯も紅葉。

お花をやっている人が、春なのにこれだけ紅葉尽くしの装いをするとは、

いったいこの装いにどんな思いが秘められているんだろう、

どんなストーリーがあるんだろうと、すごく気になりました。

そんな風に、見る者の想像力や興味をかきたてさせる装いができるというのも、すごいですよね。

その紅葉尽くしの装いを秋にしていたら、「あ~秋ですものね」で終わってしまいます。

着物はルールがあるからこそ、ルールをはずす楽しみがあるんだな~と思いました。

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