上布のシワ、どうする?
それでも憧れの夏着物
『しとやかな獣』若尾文子さん

カテゴリー 和裁, 夏着物, 着物のお手入れ

 

絽や紗にくらべて、格や華やかさでは劣るのに、高価なものが多く、他の夏着物とは一線を画す上布。

 

地味で田舎っぽいのに、なにがそんなにいいのかしら。

と、昔は思っていたのですけど、その良さに気づくきっかけとなったのが、川島雄三監督の『しとやかな獣』(1962年)

 

 

若尾文子さんが着ている着物がとてもステキで、何という着物なのか気になって、呉服関係に詳しい人に聞いたところ、「上布じゃない?」とのことでした。

模様が琉球絣のインヌフィサー(犬の足跡)のようだから、「八重山上布かな?」と。

 

 

それで八重山上布の着物がほしくなって、いろいろあたってみたところ、その価格帯にビックリ!

 

以前、お座敷でのランチ会で、上等な上布の着物をきている方がいて、帰るときには正座で着物がシワシワになっていました。

 

高価であろうことを思うと、そのシワにやりきれない思いを抱いたのですが、あとから知ったことでは、衣紋掛けに掛けて、軽く霧吹きをしておけば、生地の重みで自然とシワは消えるとか。

あるいは、霧吹きをしたあとに、たたんで上から座布団などの軽い重しをしておくといいそうです。

 

 

お太鼓の大きさがちょうどいいバランスですね。

芸者の役のときは、大きめのお太鼓で、たれを斜めにして締めることが多いのですが、この映画では事務所の会計係というかたい役なので、お太鼓も控えめにしているのだと思います。

ふだん着物を着るときは、このくらいの大きさのお太鼓が好み♪

 

 

若尾文子さんが着ているような上布は、現代の反物ではなかなか見つかりません。

↓八重山上布ではありませんが、似たような雰囲気のものはありました。お高いけど。

 

 

そういえば、この前、たんす屋さんで宮古上布の着物を見せてもらったのですが、まるで絹のようにやわらかく、光沢もあってビックリしました。

シワの心配なんて、まったくいらない感じ。

 

軽くてさらっとしていて、肌触りもやさしく、なるほどこれは他にはない生地感だわ~と感動しました。

 

お店の人の話では、宮古上布は、上布の中でもとりわけやわらかく、着れば着るほど絹のような風合いになっていくそうです。

 

証紙がついていて3万円くらいとお手頃だったのですが、サイズがとても小さくて残念でした。

 

でも、そのあとでネットですごくいいアイデアの商品を発見したんです!

 

↓コレ

(売り切れ商品なのでリンクは貼っていません)

 

↑袖と裾が別の布で切り替えてあります。

これなら裄や身丈が足りなくても、自分のサイズに仕立て直せますね!

裾の斜めの切り替えがオシャレ!

やってみたいです♪

 

 

商品名に「訪問着」とあるのですがマジですか。
たしかに絵羽ではありますけど。

足し布をして、訪問着になってしまうなんて、なんというお得感!

もはや言った者勝ちですね!

 

 

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