長襦袢は下着?部屋着?外に出るのはNG?
『越前竹人形』

昔、ある年配の女性が
「今の若い人って、長襦袢と着物の違いがわからないみたい。長襦袢で歩いていても、着物だと思うのよ。襦袢は下着なのにね」

と言っていました。若い人というのは、着物をまったく着ない若い人、という意味。

当時、着物を着始めて間もなかった私は、「え、襦袢って下着なの?」と内心驚いていたのですが、実はいまだに襦袢の位置づけがよくわかっていません。

さすがに、襦袢姿で外に出るのははばかれますが、下着かどうかは、意見がわかれると思います。だいいち、襦袢の下には本物の下着をつけますし、襦袢は下着にしては公衆の面前でちらちら見えすぎています。

とすると、襦袢は「見えてもいいけど1枚で着るには心もとないインナー」といったところでしょうか。

映画では、部屋着感覚で長襦袢を着ているシーンをよく見かけます。

吉村公三郎監督『越前竹人形』(1960年)の中村玉緒さんは、男性のお客さん相手に、平然と襦袢姿でタバコをふかしながら談笑しています。
遊女の役なので襦袢姿でも普通なのかもしれませんが、ゆるっとくつろいだ姿がとっても可愛い♪
当時、二十歳そこそこのはずですが、タバコに火をつける手つきがこなれていて、吸う姿も板についている玉緒さん。声もすでにしゃがれ気味。

この映画は、若尾文子さんの美しさが際立っていますが、中村玉緒さんもキュートな魅力にあふれています。とにかく表情が抜群にかわいいです。

せっかくイラストを描くようになったので、ちょっと遊んでみようと思います。
この映画は白黒なので、色は私の想像で入れています。
先程の玉緒さんのイラストは、玉緒さんのキャラクターから、かわいいピンクにしてみましたが、もうちょっと大人っぽく、茄子紺色にすると、、、

玉緒さんのキャラクターには、ちょっと大人しすぎるかもしれませんが、これはこれで落ち着いた雰囲気がいいですね!

黒にすると、、、

おぉ、大人!タバコがよりいっそう似合います!

思いがけず黒の襦袢ってけっこういいですね。

↑探してみたら、黒、ありました!鳥獣戯画の長襦袢、めちゃカッコいい!半衿は黒のレースにして、全身黒にしてみたい♪

黒の襦袢には、どんな色の着物が合うでしょう。
この秋トレンドとも言われているベイクドカラー(スモーキーカラ―)なんか、シックで合いそうです。

こちらは若尾文子さんの寝姿。
こんなゴージャスな襦袢で寝るなんて、枕も箱枕だし、まったく熟睡できなさそうです。
でも実際の色はもっと地味かも。
柄はわりと忠実に再現しました。
みなさんならどんな色にしますか?

↑この金魚の半衿がかわいい♪

描いていて気づいたのですが、まつ毛を描くと、一気に美人度がアップします。
マスカラの重要性にあらためて気が付きました!

若尾文子さんは30歳あたりから、急に色っぽくなり、大人の美しさが際立ってきたのですが、それはまつ毛の影響が大きい気がします。明らかにまつ毛が濃く長くなり、目元に奥行きが出て、ミステリアスな雰囲気をまとうようになりました。
でもまつ毛だけではない、ほかの何かが明らかに変わりました。その何かはわからないんですけど。

女性って、あるとき突然垢ぬけてキレイになったりしますよね。
いったい何が変わったのか、正解を求めて目元や骨格を観察するのですが、いくら見てもわからない、、、。
でも、案外簡単な答えだったりするんですよね。「痩せた」とか。
気づきそうで意外と気づかれない、でも明らかにキレイになる、「痩せる」という現象。
若尾文子さんも痩せたのかも。

同列に語るのはおこがましいですが、私も30歳あたりでキレイになったとよく言われるようになりました。それは恋をして痩せたのでした。

今はすっかり戻ってしまったけれど、、、^^;

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