「粋」と「色っぽい」の不思議な関係
縞着物をいかす差し色づかい
『鳴門秘帖』野々すみ花さん

カテゴリー 和装小物, 浴衣, 着物のコーディネート

「粋」というと、ちゃきちゃきとか、男っぽいイメージがありますよね。
京の「はんなり」、江戸の「粋」ともいいますが、はんなりは女性的、粋は男性的という感じ。

映画を見ていても、1人の男性をめぐって、2人の女性が登場する際、1人は粋タイプ、もう1人ははんなりタイプにキャラクター分けされ、対比して描かれることが多いです。

 

2018年6月までNHK BSで放送されていたドラマ時代劇『鳴門秘帖』も、まさにその典型。

山本耕史さん演じる法月弦之丞をめぐって、女スリ役の野々すみ花さんと、弦之丞のいいなずけ役の早見あかりさんが、それぞれ粋とはんなりで対極に描かれています。

 

ちなみに『鳴門秘帖』はこれまで何回もリメイクされている人気作品。
すべては見ていませんが、1956年の映画版では、市川雷蔵主演で、粋を淡島千景さん、はんなりを山本富士子さんが担当されました。豪華です!

 

はんなりは女性らしいですが、色っぽさで言ったら「粋」の方が圧倒的に上。
粋は男っぽいはずなのに、なんで色っぽいのでしょう。
不思議・・・。

 

『鳴門秘帖』の野々すみ花さんは、赤い半衿に赤い襦袢、赤の帯揚げに赤の帯締めと、これでもかと差し色で赤を効かせています。

着物と帯の色柄が似ているので、帯締めや帯揚げの切り替えが、よりいっそう際立ちます。ふだんのコーディネートで、ぜひ真似したくなりました!

真っ赤な差し色は、ちょっとふだん取り入れるのは難しいかもしれませんが、薄紫とか山吹色などの柔らかい色なら、縞のきりっと感が中和されていいかもしれません。

 

 

レトロな縞の着物はポリエステルではありそうですが、正絹ではあまり見かけませんね。リサイクルならありそうですけど。挑戦するなら浴衣かしら。

↑シンプルで大胆な柄ゆきが個性的でステキ。
今っぽいおしゃれな「粋」ですね!

 

そして巨大な矢の字結びがカッコいい!
結び方を知りたいのですが、もしかしたら作り帯かもしれません。
昔の映画を見ていても、矢の字結びは良く出てきます。こなれた感じで、活動的で、とってもいいですよね!

 

粋の色っぽさというのは、今でいうところのツンデレみたいなものかもしれません。
気丈に見えて実は弱いみたいな、隠れた健気さにグッとくる、、、
でもそれはぜんぶ計算尽く。

粋な女は悪いですね!

 

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