浴衣で電車に乗るのはNG?
昭和浴衣の興を味わう
『浮草』京マチ子さん、若尾文子さん

たまに浴衣で電車やバスに乗るのはマナー違反

という意見を聞きます。

そういうことを言うのは、ごく一部の年配の方だと思いますが、

せっかく浴衣を着てお祭りやデートに行こうというときに、

「あなた浴衣で電車に乗るなんて、はしたないわよ」

なんて注意されたら、一気にテンションが下がりますよね。

ただ、もともと浴衣は湯上りに着るもの。

そういう時代を生きてこられた年配の方の感覚も、知っておいた方がいいかもしれません。

昔の映画を見ると、浴衣を着るのは、家の中やお風呂屋さんに行く時などで、今でいうワンマイルウェアという感覚。

こういう時代を知っている世代の方から見れば、浴衣で公共の乗り物に乗ったり、レストランや美術館などに行ったりするのは眉をひそめたくなるのは当然ともいえます。

今はカラフルな浴衣をたくさん見かけますが、昔は白地に紺や黒というシンプルな浴衣がほとんど。

でも、白地に一色だからこそ、その柄が個性に富んでいて面白い!

そんな昭和浴衣を堪能できるのが、小野安二郎監督の『浮草』(1959年)

こちらは京マチ子さん。大きなトンボ柄の浴衣。

京マチ子さんの西洋風のお顔立ちと、亜麻色の髪に、

帯まわりのカラフルな色合わせがぴったり!

モダンな雰囲気で、まったく古さを感じません!

こちらは初々しい若尾文子さん。

柄が大きすぎて、もはやなんのモチーフがわかりませんが、ちょっとパンダ感がある?

この浴衣を着て、上野動物公園に行ってみたい♪

ふだんは浴衣に半幅帯で矢の字などラクな結びをしていますが、

デートのときは、博多織の名古屋帯でお太鼓を結び、きちんと感を出しています。

ヘアスタイルもかわいく三つ編み。

TPOに合わせた着こなしをするのは、和服も洋服も、同じですね。

今は着物感覚で着られるオシャレな浴衣もありますし、半衿+足袋を合わせて、きちんと感を出せば、高級レストランにだって浴衣で行ってもおかしくないと思います。

要は、「浴衣は家で着るもの」という感覚の人がいることを知った上で、見苦しくないようにびしっと着付けて、

帯結びや小物使いで自分なりのよそゆき感を演出するといった、TPOへの配慮があれば、浴衣で出かけたってまったく問題ない、ということ。

逆に、浴衣をおしゃれに着こなしている人を見て、「すてき!そういう着方もあるのね」と思うこともありますしね。

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